じょんしゅう日記

映画や本の感想が中心

〔試訳〕モンゴルのホーミーその他の音楽について(その2)

この文章についてホーミーを中心としたモンゴル音楽のアルバム“Jargalant Altai: Xöömii And Other Vocal And Instrumental Music From Mongolia.” (Pan 2050), 1996のライナーノーツの試訳【第2弾】です(前回からだいぶ時間が経ってしまいましたが…。)数…

〔試訳〕モンゴルのホーミーその他の音楽について(その1)

ホーミーを中心としたモンゴル音楽のアルバム“Jargalant Altai: Xöömii And Other Vocal And Instrumental Music From Mongolia.” (Pan 2050), 1996のライナーノーツの試訳【第1弾】です(2、3回に分けて掲載する予定です)。

志ん生耳

来年の大河ドラマの関係だろうが、最近古今亭志ん生の名前をニュースの見出しなどで見かける。 これから大河ドラマを見たりして、志ん生を聴いてみようという人がいるかもしれない。しかし志ん生は、少なくとも初めて聴く場合は、どの録音を聴いても楽しめる…

みんぱく電子ガイドについてのメモ書き

2015年位に書いたメモなので情報古いです。 ☆国立民族学博物館…1974年(昭和49年)創設、1977年(昭和52年)11月開館 (日本万国博覧会アルジェリア館、インド館、オンタリオ州館、スイス館、せんい館[横尾忠則デザイン]、インド館、インターナショナルプ…

らららクラシック「スティーヴ・ライヒ」

録画していたEテレ『らららクラシック』のスティーヴ・ライヒ回を観た。 錚々たる人物たちがライヒについて語っていて面白かった。トクマルシューゴの「エレクトリックカウンターポイント」の演奏もかっこよかった。 僕は10代の終わり頃(2000年代半ば)に音…

読み物として面白い落語本

文庫化されたのを機に、三遊亭円丈『師匠、御乱心!』を読んだ。 1970年代末に起きた落語協会分裂騒動。後の時代に生まれた者からするといまいちよくわからない騒動なのだが、この本は、現在の落語(界)のあり方にも影響を与えているその出来事の内実を、小…

安楽庵策伝『醒睡笑』の笑いと落語の笑い

落語の祖とも言われる僧侶・安楽庵策伝がまとめた『醒睡笑』を初めて読んだとき、これは普段寄席や録音で聴いて面白いなと思っている落語と、似ているけれども何かが少し違うとも感じた。 確かに「平林」の原話など、現代でも楽しまれる落語の原初的な姿があ…

『アナと雪の女王』と、映画館で歌うこと・音を出すことについて

さきほどこんなまとめをみていた↓ 「ここ映画館なんで・・・」アナと雪の女王の『みんなで歌おう版』で歌った観客が苦情を受け激怒 - NAVER まとめ 『アナと雪の女王』は私も見た。面白かったのは、チケット引き換えのために並んでいたら、このまとめでも問…

読書メモ:『ハダカデバネズミ』

吉田重人、岡ノ谷一夫『ハダカデバネズミ―女王・兵隊・ふとん係』岩波書店(2008) まだまだ研究がそれほど蓄積されていないようだが、ハダカデバネズミが鳴き声を使って階級を確認しているのではないか、という話や、地中のトンネル内の環境に適応した聴覚…

色々な音を真似する鳥

YouTubeでBBCの生物動画を見ていたらすごいのを見つけた。 オーストラリアにLyre birdという鳥がいるらしい。日本語ではコトドリというそうだ。そのまま。 このコトドリは森のなかで聴こえたあらゆる音を模倣するという。 他の鳥の声、カメラのシャッター音…

恐竜の声

恐竜の鳴き声と言われると何となくイメージは出来るが、 それは映画などを通して聴いたものだ。 ではその映画での恐竜の鳴き声は何であの音なのだろう。うちにある『大人のための「恐竜学」』という新書に鳴き声の話が少し書いてあった。 その中で、パラサウ…

ルー・リードの追悼に代えて――ヴェルヴェット・アンダーグラウンド/レボリューション

ルー・リードが亡くなった。僕はBerlinが好きでよく聴いていた。 ただ、ここでBerlinについて書くつもりもない。きっとソロでのアルバムについてとか、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのアルバムについては、色々な方が書いていくと思うし。 というわけ…

最近借りた本、買った本など

革命的群衆 (岩波文庫)作者: G.ルフェーヴル,Georges Lefebvre,二宮宏之出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/10/16メディア: 文庫 クリック: 13回この商品を含むブログ (17件) を見るジョルジュ・ルフェーヴルによる1932年の報告のテクスト。 フランス革…

kindle paperwhite購入、電子書籍も。

kindle paperwhiteを発売前に頼んでいた。注文時、届くのは1月だと書いてあったのだけど、ある日、12月下旬にお届け出来ると通知が来ていた。そしてまたある日、12月16日にお届け出来ると通知が来ていた。 というわけで、届いた。なんか液晶のムラというか若…

最近入手または読んだ

イマココ――渡り鳥からグーグル・アースまで、空間認知の科学作者: コリン・エラード,Colin Ellard,濱野智史(補論),渡会圭子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/04/22メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 199回この商品を含むブログ (25件) を見る原題…

心霊スポットの成立

先日、ある映画監督さんに聞いたお話で面白かったのが心霊スポットの成立に関するものだ。その監督さんはホラー映画の取材で心霊スポットを回っていたそうで、その際に知ったという。どのようなものかというと、昭和期日本の話だが、ある神社に一人の巫女が…

赤塚不二夫展@大丸心斎橋店 あと グレンスミス

先日大阪心斎橋の大丸で開かれている「赤塚不二夫展: ギャグで駆け抜けた72年」に行った。 私にとって赤塚不二夫は、なんか凄いと言われている人程度の認識しかないと言っていいかもしれない。もちろん、天才バカボンやひみつのアッコちゃんなんかは作品を…

タワレコ

今日はたこ焼きを食べたり、タワレコに行ったり、諸々やった。 タワレコではベリオの《シンフォニア》のCDを購入。 以前ブーレーズ指揮のものを持っていた気がするが家のCD棚に見当たらないので、 欲しいとは思っていた。 今回買ったのはリッカルド・シャイ…